病院ごはん 2011年11月13日~11月19日 [病院ごはん]
季節感を出す病院ごはん。
2011年11月13日日曜日、夜。
がんもと大根を煮た主菜。
肉なしディナーに、万歳。
2011年11月14日月曜日、朝。
どうやったらこんなに不味く作れるか不思議でしょうがない、
というくらいおいしくなかった卵焼き。
冷めた素肌には何の感動もなく、味がないのとほんのり甘い、その間を行く味。
あまりにも整いすぎた断面を見ると、厨房ではなく工場で作ったのだろう。
小鉢のビーフンのほうがメシが進みました。
2011年11月14日月曜日、昼。
クリームシチューは、ごはんのおかずになるか。
具の肉団子はおかずになりますが、それ以外のパートはちょっと役不足。
そんなとき、食べずにストックしていた海苔佃煮やふりかけが役に立ちます。
2011年11月15日火曜日、朝。
毎度シーツや病衣を汚すプチトマトですが、
今回は口の中だけではじけてくれたので、あちこち汚れませんでした。
これを食の安心・安全といいます(←違います)。
2011年11月15日火曜日、昼。
七五三だそうです。
ひじきごはんの上に乗った紅ショウガが眩しい。
久々の刺激物です。目にも舌にも脳にも尖った刺激!
2011年11月16日水曜日、朝。
肉じゃがではなく肉大根でした。
主菜に使われている豚肉は、相変わらず硬くて味がなくてダシガラのよう。
2011年11月16日水曜日、昼。
から揚げ(ネギソースがけ、いわゆるユーリンチーか)登場!
待ってましたよ。
この気持ちを歌で表すと、ウルフルズのバンザイ。
「君に、会えてよかった。このままずっと、ずっと、死ぬまでハッピー。」
死ぬにはまだ早いですが。
からあげの魅力は、味のない肉でも衣をまとってソースをかければごちそうになる、
というところです。この手間がおいしさなんです。
さといもも出てきて、深まる秋、近づく冬。
こういう和食メニューのときに、どうして味噌汁ではなく牛乳を合わせるんだろう。
栄養の都合もあるとは思いますが、じゃあ洋食にしてくれてもいいじゃないか。
食事満足度調査というアンケート用紙がたまたま一緒に来たので、
書いてあげることにしよう。
和食には味噌汁、それが正しい食育のはずだ。
2011年11月16日水曜日、夜。
焼き鮭です、秋ですね。
右奥に茶碗蒸しがありますが、このなめらかさといったらもう!
色はコーヒー色でなめらかさは半生プリン、それでいて味はダシのきいた茶碗蒸しです。
なかなか印象深い油断できない一品。
2011年11月17日木曜日、朝。
卵料理はそんなにおいしくないというイメージがついてしまいましたが、
これは鶏ひき肉を混ぜたようで、まろやかな甘さと旨味でめしがすすみました。
ゆず味噌は使わずにストック行きになりました。
2011年11月17日木曜日、昼。
魚にカレー風味の衣がついていて、レモンをしぼっていただきます。
血合いの部分がどっしりと力強く、臭みもカレーとレモンで消されてこれはいいと思った、
そしてオレンジはかじると歯の間に繊維がはさまって、あまり病院向きではないような・・・。
そんなこと言ってたら、すべての食材がだいたい歯につまるし、
つい先日だってモヤシの欠片が口と鼻の間に行ってしまって、
しばらくもだえ苦しんだではないか、俺。
2011年11月17日木曜日、夜。
世間はボジョレーヌーボー解禁で騒いでいますが、私も血沸き肉躍る。
とうとう出ましたハンバーグ的な肉料理。ミートローフだろうか。
ちょっと肉っぽいにおいが残っていますが、そのワイルドさがまたいいんです。
大きさはせいぜいおっきなシューマイ1個程度ですが、
一日の肉ってこれだけでいいものなんですね。
今までどれだけ摂取量が多すぎだったのだろうか。
2011年11月18日金曜日、朝。
オムレツ、いんげんとハムの炒め物。
なんとなく食欲がなく、ごはんが余りました。
ストックしていた海苔を出して、オムレツちょっととマヨとごはんをくるんでいただきます。
2011年11月18日金曜日、昼。
天ぷらうどん、なすとホウレン草の胡麻和え。
天ぷらは写真のほかにカボチャが1切れありましたが、都合により後程登場。
うどんは冷凍あがりか、シコシコしてて美味でした。
2011年11月18日金曜日、夜。
魚に野菜をかけた一皿、切り昆布和え、ぶどう。
脂ののった魚に、ピーマンやにんじん、たまねぎのマリネ的な薬味がたっぷりかかってて、
魚の生臭さと脂っこさをむしろうまさに変えている!
昆布もメシが進みすぎる!ごはんが足りないくらいでした。
そして小粒の種ありブドウ、これがまたレモンくらい酸っぱい。
このレモン級の酸味とブドウのフレーバーでジェラートつくったら、
道路に人が並びすぎて近隣から苦情が出るくらい売れるんだろうなあ。
もしかしてこのブドウ、かじりながら魚を食べるとさらに魚料理をおいしくさせるという
調味料のひとつだったのか?ブドウから作った酒・ワインは飲む調味料とも言われますしね。
2011年11月19日土曜日、朝。
肉豆腐、ポテトツナサラダ、海苔。
ポテトサラダに酸味があったのは、マリネっぽい玉ねぎが入っているからだろうか。
それにしても病院はあらゆるメニューにインゲン豆を放り込んできます。
本日は肉豆腐にイン。毎日食べているような気がする。
飲酒は年明けまでダメらしく、肝機能はみるみる向上していることでしょう。
しかしながら、食事のほかにオヤツも食べたいしているので
肝臓にはそれなりの脂肪がたまっていくことでしょう・・・。
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